炭酸泉ってすごい

炭酸泉とは、炭酸ガスを多く含む温泉のこと。
日本では全国の温泉全体の0.5%にも満たないといわれるほど希少な泉質です。
ヨーロッパでは古くから人々に親しまれ、特にドイツでは、
多くの人が健康維持・促進のために活用しています。

近年日本でも「血流を促進することによるさまざまな効能」が実証され、
血圧を下げたり、血糖値の上昇を抑えたり、
さらには、驚異的な疲労回復効果があることがわかり、世界的な注目を集めています。
また、「老廃物を排出することによる若返り効果」が証明されたことは、
近年の炭酸ブームの大きなきっかけとなりました。

私たちの健康、美容に大きく役立つ炭酸泉ですが、日本列島に効果効能の際立った
高濃度天然炭酸泉が点在していることはあまり知られていません。
このサイトは、「本当に効く日本の炭酸泉」を知って、療養や美容に役立ててもらうためのサイト。
さあご一緒に、健康に美しくなる旅に出ませんか。


炭酸泉の効能・泉質EFFICACY / IZUMI QUALITY

二酸化炭素泉CARBON DIOXIDE

特 徴
「泡の湯」といわれている
炭酸ガスが溶け込み小さな気泡が出る
鎮痛効果がある
低温でも保温効果が大きい
日本には少ない温泉である
適 応
高血圧症
しもやけ、冷え性
自律神経失調症
飲 泉
食欲増進

炭酸水素塩泉CARBON DIOXIDE

特 徴
「美人の湯」といわれている
アルカリ性で角質を軟化し、肌が滑らかになる
石鹸と同じように皮膚の清浄作用があり浴後、清涼感を覚える
かゆみを抑制する
適 応
かゆみのある皮膚疾患(湿疹、アトピー性皮膚炎)
老人性掻痒症
飲 泉
慢性胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の症状に有効
痛風、高尿酸血症の尿酸排出に有効

エビデンスEVIDENCE

炭酸泉の貴重な泉質に多くの研究者の注目が集まる中、
竹田市は独自の取り込みによって、その効果効能を実証しています。
療養だけでなく予防医療に、美容に、幅広く活用できる泉質であることが明らかになってきました。
美肌効果や動脈硬化の 進行を防ぐ効果。
伊藤恭
伊藤いとうきょう ITO KYO

長湯温泉にある伊藤医院の院長。医院内の温泉を利用した温泉研究と療養指導を実践している。温泉療法医、日本温泉気候物理医学会評議員。

 竹田市の炭酸泉では、肌につく気泡が印象的です。実は炭酸ガス効果を発揮するのはこの気泡の炭酸ガスではなく、お湯に溶け込んだ細かな炭酸ガスです。これらが皮ふから体に入り、毛細血管を拡張し、血流を促進させます。すると皮ふや筋肉の酸素が増加し、新陳代謝を亢進させ、老廃物や痛み物質の排泄も促します。皮ふの酸素増加作用に加えて、コラーゲンの生成を助けて肌をみずみずしくさせるメタケイ酸が多く含まれ、美肌効果も期待できます。  もちろんそれだけではありません。温かい炭酸泉に入浴すると、効率よく体が温まり、炎症などから臓器を保護し、強力な細胞保護作用を持つHSP(ヒートショックプロテイン)が増加するという実験結果もあります。竹田市での温泉療法には、血管の炎症を抑えて動脈硬化の進行を防ぎ、心筋こうそくや脳こうそくを防ぐ効果も期待できるのです。

最新湯治モニター実験の結果

血圧が下がることがわかった
美肌効果を高めることがわかった
皮膚の酸化還元電位が減少!(3ヶ月通いモニターのみ)
抹消血管血流速度が上昇!(3ヶ月通いモニターのみ)
皮膚水分量が増!
老化と「活性酸素」を除去・抑制することがわかった
酸化ストレス度減!
「潜在的抗酸化能」(つまり新たに疾病に打ち克つ力)が増!
唾液のOPRが健康度の指標である「還元系」に変化することがわかった
最新湯治モニター実験の結果

2015年夏から秋にかけて、「予防医学の視点で捉えた温泉医学効果、美容効果」検証を目的に、松田忠徳教授(温泉学・医学博士)が長湯温泉で湯治モニター調査を行いました。期間約3カ月間のこの調査は、【1】「3泊4日プチ湯治」(平均年齢59歳)と【2】「3カ月間週2回通い湯治」(平均年齢54歳)にそれぞれ23人がモニター参加し、調査開始前後に、採血、唾液、皮膚の酸化還元電位などを測定するものでした。

飲泉で「万病の元」を退治する。
村上慎之介
村上むらかみ慎之介しんのすけ SHINNOSUKE MURAKAMI

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 後期博士課程、日本学術振興会 特別研究員(DC1)。慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)において、主に遺伝子工学、微生物学の観点から、温泉が人に与える様々な影響について研究している。

血糖値の上昇を抑える効果

 長湯温泉の飲泉は、慢性消火器病、糖尿病、肝臓病への適応症掲示が許可されています。中でも私が今注目していることのひとつに、万病の元といっても過言ではない、血糖値の上昇を抑える効果があります。  全国ではじめて、26~59歳までの成人男女24名を対象に毎日500mlの水道水または長湯温泉の温泉水を、交互にそれぞれ1週間を2回ずつ、合計4週間にわたって飲んでもらう実験を行いました。その結果、様々な検査項目のなかで、血液中の「グリコアルブミン」が相対的に減少することが確認できたのです。「グリコアルブミン」とは血糖値が低ければ減少し、高ければ増加する物質です。

肥満を防止する効果

 また、血液解析の結果、血中アミノ酸濃度が高い人は将来糖尿病になりやすいとの報告があるのですが、温泉水飲用後は血中のアミノ酸濃度が減少しました。これは、生体内でのタンパク質分解が抑制された結果ではないかと考えられます。さらに、腸内細菌叢解析の結果からは、肥満防止効果があることが報告されているChristensenellaceae と呼ばれる細菌群が飲泉後に増加することが明らかになりました。